Sunday, June 12, 2011

ヒカルの碁

ストーリー

囲碁漫画。囲碁とは交互に盤上に白黒の石を置いていき、領地の広さを競い合う日本古来伝わるボードゲームの一種である。
小学校6年生である主人公ヒカルは、祖父の家の蔵で血痕のついた古い碁盤を見つけ、その碁盤に宿っていた平安時代の天才棋士である藤原佐為に取り付かれることとなる。
囲碁のルールも知らないヒカルであったが、「神の一手を極める」という、藤原差為の目的に半ば無理やり付き合わされ、囲碁の世界に入っていく。
全く興味のなかった囲碁であったが、様々な好敵手と出会い、囲碁の深みに惹きこまれプロへの険しい道のりを歩んでゆく。
(ゆみほった&小畑健/1998-2003/23巻/集英社)





感想 by Shun

囲碁のルールを知らなくても問題なく読める。実際に「ヒカルの碁」が連載されていた「少年ジャンプ」の読者で囲碁を指せる人は殆どいなかったにも関わらず、大ヒットマンガとなった。
マンガには「弱者が成長して強者を倒す」、「最初からの天才がその才で活躍する」というベタながら面白い2つのパターンがあるのだが、通常主人公のみではこの2つのパターンを共存できない。
しかし「ヒカルの碁」ではヒカルが打てば前者、藤原差為が打てば後者となり(差為は幽霊のため実際はヒカルが打っているように見える)、同時に2つのパターンを実現している。
突然素人になったり手練れになったりとおいしいとこ取りで、スカッと感がハンパなく再読性が非常に高い。
ちなみにヒロインはマンガ界のツインテール四天王の1人である。

Shun's Score 10


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