Sunday, July 31, 2011

モンキーターン

STORY

競艇とは公営ギャンブルの1つであるモーターボート競技である。競馬を思い浮かべ、馬がモータボートに変わったと考えれば、取り敢えず問題はない。
夏の甲子園予選で敗退した主人公波多野憲二は、高校の担任に連れられて競艇場に訪れた。
モーターボートで水上を全速で旋回させる華麗で高度なテクニックであるモンキーターンにあこがれ、競艇選手になるとこを決意する。
野球に打ち込んできた努力を勉強に向け、また小柄ながらも持ち前の運動能力で競艇選手の養成所に見事合格。
様々な理由で競艇選手を目指す同期のライバル達と競い合い、日本一のレーサーを目指し、日々難関に立ち向かい奮闘していく。

(Katsutoshi Kawai/1996-2005/30 books/Shogakukan)





COMMENT by Shun

物語は主人公波多野が、身長が低いという理由から野球選手の夢を諦め、競艇のプロ選手になる決断をするところから始まる。ストーリーは同先生の前作の柔道マンガである「帯をギュッとね」と同様に、スポーツマンガの王道的な面白さがあるのだが、それだけでなく、競艇という世界の奥深さにも注目したい。
まず、どうやって競艇選手になるの?という疑問から始まり、競艇養成所の存在を知る。養成所で何を学ぶかという疑問、レースの勝敗を分ける差はどこにあるのかという疑問など、新たな疑問が浮かんではマンガで詳しく紐解かれてゆく。そういった競艇教本としての楽しみもある。
1つだけ残念な点を挙げるなら、競艇という競技は最強の選手を作りにくいという点。例えばボクシングマンガならば無敗のチャンピオンは現実世界にもゴロゴロといる訳で、マンガのなかでもそういった主人公を描ける。しかし、競艇は最強の選手でも勝率が10%程と低く、主人公でもバンバン負けるのが普通なのである。
そのため、重賞を数回とったあたりから、成長の伸びしろの少なさを感じ、若干のダレを感じてしまう。

Shun's Score 7


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