Sunday, October 2, 2011

行け!稲中卓球部

STORY

稲豊市立稲豊中学校、通称「稲中」の男子卓球部を中心としたギャグマンガである。
下品なこと、無意味なことが大好きな前野。屁理屈ばかりこねて、周囲を困らせる問題児、作中の騒動の中心的人物。
前野の親友であり、同じく「変態」である井沢。前野と行動を共にし、破天荒っぷりを発揮するものの、常識的な一面を見せることも。
小柄で一見かわいく見えるが、やっぱり「変態」である田中。我が道を行く、型破りな行動は周囲に衝撃を与える。
ハーフで心優しい性格ながら、キレると何をしでかすかわからない田辺。極度のワキガであるが、傷つきやすい性格のため、誰も口にできないでいる。
そしてツッコミ役の、部長竹田と、副部長木下を加えた6人の学園生活を、コミカルに描いた青春ギャグマンガである。

(Minoru Furuya/1993-1996/13 books/Kodansha)





COMMENT by Shun

時代を築いたギャグマンガ10傑のひとつである。ちなみに他の豪傑は、超大金持ち御曹司マンガの「おぼっちゃまくん」や、シュールマンガの金字塔である「すごいよ!!マサルさん」などである。いずれ紹介したい。
「稲中卓球部」は稲豊市立稲豊中学校の卓球部員を中心としたお話で、型破りなギャグに思わず笑ってしまうという言葉がよく似合う。
序盤は若干シモネタによる笑いが多めであったが、中盤から画力とネタが覚醒する。
特に女性が可愛く、また不細工な女性はトコトン不細工(上手な不細工)なんである。
お気に入りの回は、現実的にありそうな設定が妙に笑いを誘う「不美人」。
護身術を習っている不細工な女性に、前野と井沢が違和感を持つという話しなんだけど、ギャグマンガの内容を文章で伝えることは無謀なので割愛。
とにかく何度も読めるマンガで、話をある程度覚えているにも関わらずニタニタしてしまい、そのニタニタを求めて何度何度もも本棚からひっこぬくことになる。

Shun's Score 7


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